人を知る

社員インタビュー

INTERVIEW

Interview02

ラボから現場へ、
良品を作るバトンを渡す

2016年入社

技術部 ラボ研究係

Q1

ライトケミカル工業への
入社の決め手はなんですか?

転勤のない職場を求めて、
接客業から転職

一つは、転勤がなく家族とずっと一緒に暮らせることです。大学卒業後、約5年半は接客の仕事に就いていましたが、転勤が多い職場だったため転職を決意しました。大学で学んだ化学の知識を活かせる職業を探し、たどり着いたのが当社です。自社開発をせずお客様の製品の生産を受託しているため、さまざまなメーカーの技術に関わることができる点に魅力を感じました。

入社後は生産技術係で実機生産前の試作を担当しました。前職とは業界も業務内容も全く異なるため、入社前は不安もありましたが、当社の「人の良さ」がそんな不安を消してくれましたね。誰もが優しく相談に乗ってくれるので一人で悩みを抱え込むことはなく、難しい仕事ではあったものの、そこにやりがいを感じながら前向きに取り組むことができました。

Q2

現在の仕事内容を教えてください

強みは、他社にはできない
ラボ研究ができること

今年からはラボ研究係に在籍しています。もともと幅広い経験を積んで視野を広げたいと考えていたので、配置転換は新しい知識を吸収できるチャンスだと思いました。

ラボ研究係の仕事は、お客様からいただいたレシピに沿ってフラスコで実験を行い、品質や安全性に問題なく実機生産ができるかどうかを確認すること。また、開発段階の製品のデータ収集や分析といった開発支援も行っています。特に当社のラボは、幅広い実験や研究に対応できることが強み。お客様のラボでは扱いが難しい材料や技術などをお任せいただいていることは私たちの誇りです。

また、こうした実験や研究のほかにも、ラボのスケジュール管理やお客様の窓口対応、新人教育なども担当。生産技術係のメンバーとも相談しながら、スムーズに現場が回るように調整を行なっています。

ある1日の流れ

8:30

出社
朝礼で連絡事項を共有し、メールチェックなどを済ませます。ラボの新規案件が入れば、生産技術係と話し合ってスケジュールを調整します。

10:00

現場へ状況確認
新入社員をマンツーマンで指導。実際に実験をして見せたり、実験をしている隣でフォローをしたりしながら研修を進めています。

12:00

お昼休憩
社員食堂で昼食をとりながら、他の部署の社員と気楽にコミュニケーション。仲が深まり、仕事での連携もとりやすくなります。

13:00

ラボミーティングを実施
ラボ研究係や生産技術係のメンバーが集まり、ラボミーティングを実施。製品に要求されているスペックや実験の確認事項、実験をする上での注意点などについて打ち合わせをします。

18:00

退社
ラボの進捗状況や翌日のラボ予定、ラボ計画書などを確認します。メールチェックを行い、窓口業務を済ませて退社。家族が待つ家へ帰ります。

Q3

職場の雰囲気を教えてください

休職後の自分を
あたたかく支えてくれた

周りの人の思いやりを感じられる職場です。一時期、体調不良で約3ヶ月休職していました。復帰する際には、もう忘れられているのではないかと不安でしたが、いざ戻ってみるとみなさんが「待ってたで!」と肩を叩いて迎え入れてくれたのです。改めて、この会社のあたたかさを実感しましたね。復帰後も、時短勤務を経て残業なしの一日勤務へ、と段階を踏んで体を慣らしていくことができました。

部署間の風通しの良さも抜群です。他部署の社員と一緒に、休日に釣りやジョギングを楽しむことも。日頃の人間関係が良好なので、仕事でのトラブル時の急なお願いをする時も気楽ですね。この雰囲気の良さは社員間だけでなく、社長や役員も同じ。特に社長は毎日現場に様子を見に訪れ、そのたびに「体は大丈夫か?」などと気さくに声をかけてくれます。雑談を交えながら一人ひとりを理解し、仲間として受け入れてくれていることを感じます。

Q4

特に印象に残っている仕事を教えてください

実機で良品を生産するためのレールを敷く

生産技術係にいた頃に、現場で実際に製品ができた時の喜びがどれほど大きいかを実感していました。だからこそ、フラスコスケールのラボでお客様の希望通りのスペックが得られ、それが大きなスケールの実機生産につながったとき、そして実験と同様の良品ができた時の達成感はひとしお。私たちのフラスコで、良いものづくりをするためのレールを敷けるのです。特に当社のラボは最先端の技術に触れる機会が多いので、喜びも格別です。

最近は新人教育に注力しているので、部下の成長が私のやりがいにつながっています。私が伝えたことをどんどん吸収して成長していく姿を見ると、思わず胸が熱くなります。私自身が周りの人に支えられて仕事を続けてこられたので、次は私が彼らを全力で支えたいと思っています。

Q5

今後はどのようなことに挑戦したいですか?

全ての部署が
良いものづくりを
目指せる環境に

私が当社に入社してから、製造部、生産技術係、業務部などさまざまな部署で業務を経験してきました。この経験があるからこそ、ラボ研究係にいる今も、実機での生産工程や製造プロセスを作り上げる中でのお客様とのやりとりなど、ものづくりの全体像を理解できています。今後はこの経験を活かし、スムーズに実機生産へ移行する方法を生産技術係に提案したり、それぞれの部署が効率よく動ける環境を整えたりと、広い視野で全体を見渡しながら部署間の連携を一層深め、良品を目指せる体制を作ることが目標です。

特に当社は今、ラボによる開発支援の強化に取り組んでいます。開発支援から実機生産まで、ライトケミカルに任せれば良いものができる、と評価してもらえるように、入り口にいる私たちがお客様の信頼につながる提案を続けたいと思います。