人を知る

社員インタビュー

INTERVIEW

Interview03

一歩先を行く分析技術を
吸収できる

2014年入社

技術部 検査・品質管理係

Q1

ライトケミカル工業への
入社の決め手はなんですか?

人間味ある社長の一言が最後の一押しに

分析関係の仕事に就きたいと思い、就職活動では化学会社や製薬会社などを中心に探していました。その中で特に興味を惹かれたのが、当社のビジネスモデル。メーカーであれば薬品や食品など限られた分野で仕事をしますが、当社はジャンルを問わず幅広いお客様の製品を作っています。その話を聞いて改めて周りを見渡してみると、当社が生産した製品が使われているものが身近にあふれていることに気づきました。表舞台に立つことはないけれど、実はこっそりと世界の基盤を支えている。そこに強い魅力を感じました。

さらに印象的だったのが、社長との面接での一言。突然「ふなずしは好きか」と聞かれたんです。ふなずしは当社のある滋賀県の名産品。こんなに地元愛と人間味があふれるあたたかい会社なら、きっと働きやすいだろうと思いました。

Q2

現在の仕事内容を教えてください

製品の仕上がりを
左右する、
重要なポジション

検査・品質管理係では、生産が完了した製品を装置で分析し、内容物の配合量や純度、性質などを測定して、お客様の要求スペックに適合しているかを確認しています。また、製造途中でサンプルの抜き取り検査を行い、結果をもとに工程の延長指示や原料の追加量を決める役割もあります。この時測定した数字がその後の製品の品質を左右するため、準備や検査のタイミングの見極めが非常に重要。難しい仕事ですが、私が考えた分析方法で安定した結果が得られたときはものづくりに携わっているという実感が得られ、「力になれた」と達成感を感じます。

現在は主に、係内の社員の働き方改革に向けて環境づくりを行なっています。マニュアルやスキルシートの作成、一人ひとりが適性に応じた仕事ができるシステムの構築など、新入社員も不安なく成長していける体制を整えたいと思っています。

ある1日の流れ

8:30

出社
朝一でメールや回覧物を確認。その後、係内のミーティングで、現場の生産製品について情報共有を行い、各案件の役割分担を確認します。

10:00

現場へ状況確認
社内会議や分析関係の打ち合わせに出席。その合間に他部署からの問い合わせに対応したり、測定担当者からの結果報告を確認したりします。

12:00

お昼休憩
社内の食堂で係のメンバーとおしゃべりをしながら昼食タイム。後輩が抱えている案件の相談にのることもあります。

16:00

新人社員の業務チェック
手が空いた時はできるだけ分析の現場にも顔を出し、係のメンバーとコミュニケーション。業務相談を受けた時は経験を踏まえてレクチャーします。

19:00

退社
翌日の生産予定や分析内容などの連絡事項を確認して退社。家では動画を観たり家庭菜園を楽しんだり、趣味の時間を過ごしています。

Q3

職場の雰囲気を教えてください

プロフェッショナル同士の
連携プレー

お互いに分析の準備を手伝ったり意見を出し合ったりできるフランクな職場です。係内では各々が異なる製品の分析を行なっているので、情報共有することで自分の知識の幅がどんどん広がっていくのがいいところ。知識が身につくと、他部署との連携もよりスムーズになります。例えば、製造部で反応がうまくいかない時、私たちが分析した数字から原因を推測して仮説を立て、製造部に伝えます。その結果問題が解決できて「助かったよ」と言ってもらえるとモチベーションが上がりますね。もちろん、逆に私たちが実際の製造について生産技術係や製造部の人から教えてもらう機会もたくさんあります。分析、製造、生産技術と、お互いが特化したスキルを持つプロフェッショナルとして力を出し合い、ものづくりに向き合っています。

Q4

特に印象に残っている仕事を教えてください

熟練の技術を“おいしいとこ取り”

ある製品の分析で発生したトラブルに対して、以前別の案件で経験した方法を提案して解決できた時は、自分の成長を感じました。当社は規模も分野も異なるさまざまな製品の生産を担っているため、分析の際に発生する問題もさまざま。その度に分析のノウハウがどんどん蓄積されていくので、別の案件にも応用が効き、お客様により良い技術の提供ができます。また、やりとりをするお客様は、大手企業で分析を担当されている熟練の技術者。見学に来られた際にそれぞれの分野を極めた方々から分析手法を指導していただくことができるため、その方が持つアイデアや技術を吸収することができます。市場に出回っていない最先端の技術に触れることも多く、まるで各社の「おいしいところ」をかじって味見させていただいているよう。ライトケミカルだからこそできる貴重な経験だと思います。

Q5

今後はどのようなことに挑戦したいですか?

人と人との
温度感が上がる
職場を作りたい

今はマネジメントが仕事のメイン。教育システムを整備し、係のメンバーが成長できる環境を整えることが一番の目標です。係の戦力を高めて、分析技術の向上という形で会社や社会に貢献したいですね。現場から離れて仕事をすることが増えましたが、机に座っているだけでは社員が何に困っているかが分からないので、現場にも顔を出すようにしています。すると、「いいところに来た!」と質問をされることも。こういう、ちょっとしたことを気軽に質問ができる関係性を新人のうちに築けることが理想的。人と人との温度感がグッと上がって、研修後の仕事で困った時にも気兼ねなく相談できるはずです。また、業務面での働きやすさだけでなく、結婚や育児、介護など、どんなライフステージの変化があっても働きやすいと感じられる環境も大切。一人ひとりが将来に不安を抱くことなく、楽しく仕事を続けられる職場を目指したいと思います。